取り敢えずトリ逢えず
「夜間遊戯さん、香水少女さんスタジオ入りでえす」
世界基準になった名曲『偶像崇拝』を引っ提げて
年末の歌謡祭に招待された夜間遊戯は
多くのアーティストとコラボしながらその日の収録を終える。
香水少女は16年連続で歌謡祭に招待された。
世界を見据えたパフォーマンスも数多くこなし
キャリアなら夜間遊戯に引けを取らない。
Meishaと書いて「ガンカ」と読ませる
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取り敢えずトリ逢えず
「夜間遊戯さん、香水少女さんスタジオ入りでえす」
世界基準になった名曲『偶像崇拝』を引っ提げて
年末の歌謡祭に招待された夜間遊戯は
多くのアーティストとコラボしながらその日の収録を終える。
香水少女は16年連続で歌謡祭に招待された。
世界を見据えたパフォーマンスも数多くこなし
キャリアなら夜間遊戯に引けを取らない。
Meishaと書いて「ガンカ」と読ませる
彼氏が欲しい。年収とかには一先ず目を瞑ってもいい。とにかく誰かと付き合いたい。
人恋しくて仕方が無いし、幸せそうなカップルを見かけるとつい舌打ちしてしまう癖も、いい加減卒業したいのだ。
「彼氏が欲しいのぉぉぉ!」
「アンタまたそんな用件で招集かけたの?」
「まぁよ予想はついてたよねー」
人恋しさが急加速する、仕事終わりのアフターファイブ。高校からの友達二人に招集をかけ居酒屋でくだを巻くのも、三〇歳の誕生日を目前控えた今、本気でまずいと感じつつある。
このままでは、彼氏ができるよりも先に友達に愛想を尽かされてしまいかねない。
「ハナとしきちゃんは独り身のままでいいの? 寂しくないの?」
「一人気楽だもーん」
「右に同じ」
「嘘でしょ……」
割り箸で唐揚げを掴もうとしているしきちゃんとは一応目が合うが、ハナはスマホに視線を固定している為、先程から全く目が合わない。
MC☆KING.
ベースボールキャップ、ティアドロップ型サングラス、
不織布マスク、金属製アクセサリジャラジャラ……
どう見てもヒップホップスタイルの彼の履歴書にはMC☆KING.
「MC☆KING.くん。君は何しに来た?
ここはブリティッシュ・ロックバンドの
再現映画のオーディション会場だぞ?」
MC☆KING.スポーツバッグから画用紙を取り出し
【私はここに不合格に来ました】
ざわざわざわ、ざわざわざわ……
【但し、簡単には切ることが出来ないでしょう】
アンタ、色付けて返しなさいよっ!
ミヤモト、すまん! 俺は欲にまみれた大莫迦者だ。
お前の口座からあり得ない額の金を流用しちまった。
球団が首を切る前に、俺の方からどろん! するよ。
鶏むね肉ときゅうりのさっぱり梅肉和え
使用する材料
鶏胸肉 1枚 きゅうり 2本
梅干し 2ケ いりごま 大さじ1
★酢 小さじ3
★醬油 小さじ2
★砂糖 小さじ2
「残業が憎い……」
釘を打ち付ける。
「楽しめる趣味のあるやつが憎い……」
階段を降りて、登って、また打ち込む。
「思わせ振りに笑いかけたりしたくせに、私の純情を弄んだアイツが憎いっ!」
降りて登って、またトンカチを釘に叩きつける。
この世界は私に優しくない。だからこんな世界壊れてほしい。
思い立った私は、具体的な手順について考えた。
今の時期は夏。夏といえば丑の刻参りが鉄板中の鉄板だろう。
しかし対象は特定の個人ではない。世界そのものだ。
思案する私に神は語りかけてきた。お百度参りをすれば良いと。ネットの世界に降臨する神を信じることに多少の抵抗はあったが、信じてみるのも悪くないと思った。
人の寄り付かない寂れた神社。そこで一番大きく太い木に世界地図を貼り付け、恨み言をぶつけながら、一度釘を打っては階段を降りてまた登るを繰り返す。
アイウエア カケテイコ
「ハモ兄さあん、今日も収録、おつかれさまでした」
ハーモニーさん(ハモ兄さん)に気安く声掛けする業界人。
「小籠包が美味しいお店見付けたんすよお。今からどうです?」
右手を挙げて呼応するハーモニーさん。
ハーモニーさんは過去に昼の帯番組と夜の生放送を
やっていた時期があって
日本一忙しい司会者としても有名だ。
ハーモニーさんといえば、サングラス。
色眼鏡ともいうし、若者はアイウエアなんて
母音だらけの名称を作っちゃったね。
CHILDLOCK PROLOGUE
西暦2159年、永らく中止されていた中等課程教育の復活。
中等課程一期生の中に渦中のキユス、イエクは居た。
CAKEY(使役)UNLOCKという特殊な授業が
少年たちを悩ませる。
CA=CONFIDENTIAL AGREEMENT
少年キユスはGREEN CAKEY
少年イエクは〼〼RED CAKEYを携えて
使役のUNLOCKに挑んでいく。
坂村健吾の赤熊猫
俺の名前は坂村健吾。どこにでもいる大学三年生だ。
先月、ぱあぷるってスナックで呑んでいた時の話なんだけど
何て言うのかな、赤パンダ? 赤熊猫? が
ソファですやすや寝てたんだ。
相手がパンダっていってもさ、
黒い部分が赤いし、爪も鋭利そうだったんで
絡まれない内に帰ろうとしたら
御愛想の時に目が合っちまって、もろに興味持たれたって訳なんだ。
「……ささくれ。笹くれ」ってタチが悪いだろう?
ささくれが痛いんだと思ったから、財布から絆創膏を出そうとしたら
接戦激戦 シンデレラダービー
「追込」新冠:タマモノマエ〼〼北海道生まれの関西弁。
「差し」笠松:オグリシーズン〼岐阜県笠松町生まれの爆食娘。
「先行」新冠:トウカイマーキュリー〼絶対走者の女王陛下。
「先行」門別:ニッポリルドルフ〼〼〼女王陛下の母君。七冠。
「逃げ」千歳:レッドアダマス〼宝石のような固い意志、固い信念!
「差し」静内:テキーラ〼〼〼〼アダマスの永遠のライバル!
「差し」三石:アキホノカ〼〼〼〼〼地方の絶対敗者。人気者。
「差し」米国:キリコグラシアス〼〼塵も積もれば大和撫子。
「差し」安平:ノウコウインショー〼衝撃の末脚で、記憶更新!
「はぁ〜なんか面白いことないかなぁ〜」狼のタルトがいった。猫のマロンが「あるといいね〜」という。この世界は妖精が必ず1人に一ついる。最近、妖精を誘拐される事件が相次いでいるのだ。そうして歩いていたら「キャー!!!」人の悲鳴が聞こえてきた。「誰かの妖精が誘拐されたのか!?」その声を聞きつけマロンとタルトがその人のもとに行ったら、その人が「妖精っ、妖精の「みかん」って言う子がいないの!」と言った。「そっそれは大変ですね!」「俺たちが解決して見せます!」それで、マロンたちは家にいる妖精を安全で絶対に誘拐されないところに置いて、犯人探しが始まった。「う〜ん…中々てがかりが見つからない…」マロンたちがてがかりを探していると草の上に綺麗に光っているウロコが見つかった。真ん中には星の形がある。「こっ…これは…あの「悪魔宝石団」のウロコ!?」とタルトが言った。そう、これはドラゴンの悪のチーム、「悪魔宝石団」のウロコ。悪魔宝石団は人を誘拐したり町を攻撃したりする、極悪非道なチームなのだ。ウロコが何枚も落ちている。大きな城に続いて。マロンたちがそのウロコをたどって歩くと城についた。その城のドアを開けようとすると、ドアは閉まっていた。そうして必死に開けようとしたら、どこからか不気味な声が聞こえてきた。「オレ、強欲の妖精グリード。オレのなぞなぞに答えねェとここは遠さねぇぞ。」「なぞなぞだぞ。おなかの真ん中にあるものはなんだ。」そうしてマロンがこう答えた。「おっ…おへそぉ?」「違うぞ。これは難しいぞぉ〜?」タルトが「そうだ!おなかの真ん中にあるもの…おなかの文字の真ん中は「な」!答えは「な」だ!」「正解!お前すげーな。 ここは通すぞ。ひっかけ問題だったな。」そうしてマロンたちが開かれたドアを突き進むとそこには悪魔宝石団のボス、ダイヤが椅子に座っていた。「そのちび。誰だ。」そう言われた。ダイヤの後ろには何匹も手足を拘束されて口をガムテープで塞がれた妖精たちがいた。マロンが「ひどい!これはひどすぎるよ!」と大声で言ったらダイヤが「えぇ?まさかそれで妖精(金)を手放すつもりィ?コイツらは売る。それで金をじゃんじゃんもらえるからなぁ。これで億万長者になれるんだ。」と言った。タルトはこう言った。「うるせぇ!妖精たちは絶対に手放す!お前にひどいことさせたくないんだ!」そうしてダイヤがそれを聞かないふりをして席を離した。「お前ら、ぜったいに妖精を助けるなよ?助けたら見張りにボッコボコにされまくりだぜ。」城には重い空気が流れているようだった。そしてマロンがタルトに「妖精は絶対に助けよう!助けなかったら世界の平和は訪れない!」それを聞いたタルトは「そうしよう!助けようぜ!」と賛成した。マロンは立っている見張りたちを出した爪で引っ掻いた。タルトは足で頭や足を蹴った。見張りたちは倒れて痛さに苦しんでいた。そして妖精を手放して全力で妖精と一緒に逃げた。こうして世界に平和が訪れたのだ。マロンたちは行動の良さでみんなに讃えられた。
「一回だけならいいよ。ただし、わたしのこと絶対に好きにならないでね」
なんとなく立ち寄った、夏の終わりの夕方の浜辺。
何か嫌なことでもあったのか、一人でぼんやり海を見ていた女をナンパしたら、こんな返事が返ってきた。とりあえずは手を出してオーケーということだろう。
「おっけおっけ! じゃあとりあえず行こっかー」
振り返った視界に収まる、白い外壁の小さい城風建築物を指差しながら声を掛けた。
看板にある名前は『HOTEL ラブポーション』。
もっとはひねった名前は何かなかったのだろうか。
「もうちょっと言い方とか考えられないの? 直球過ぎて頭悪そう」
「ナンパに一回だけならとか返してきた人の台詞じゃなくない?」
隣に寝転がってぼんやり天井を見つめる女に、ボクは気になっていたことを尋ねた。
「ねー、絶対好きになるなってどういう意味? ボクたち相性悪くなかったと思うんだけど」
裸眼の宝石
登場人物は義永、戸田、清水の美人金管三姉妹。
小郡小学校吹奏楽部だった頃の一年後輩たちで
特に清水さんは分厚い眼鏡を掛けていた。
(ホグワーツ魔法使いシリーズに登場する主人公のような容姿)。
事務員に居そうな堅い外見。そんな彼女が裸眼を晒す。
宝石と讃えると大袈裟かも知れないが、
彼女の瞳は本当に美しかった。
瞳の表面が程良く潤んでいて、キラキラ輝いていた。
僕達は理科室前の中庭でロングトーンしていて
何かしらのタイミングで、清水さんの裸眼を拝見することになった。
それはまるで白昼夢のような不思議な体験だった。
わたし結賀小夏14歳は、夏休みを利用して山梨県白州にあるおばあちゃんの家に遊びにきていた。年夏になるとわたしはここで過ごす。
近くを流れる尾白川で地元の子たちと滝壺に飛び込んだり、裏の山にカブトムシを探しに行ったり、満開のヒマワリ畑を見に行ったり、普段都会では経験できない冒険と感動の優雅な夏休みを満喫していた。
くたくたに遊び疲れた今は、おばあちゃんの愛猫の夏丸を膝に乗せ、風鈴の音とひぐらしの鳴く声を聞きながら縁側で夕涼みと洒落込んでいる。なんて贅沢。
遠くの山の上が藍色に染まり始め、チカチカと一番星が光る。
「気持ちいいね、夏丸」
膝の上で丸くなっている黒猫を撫でてやると「にゃあ」と短く一声返ってくる。ちなみに夏丸という名前だけど女のコ。わたしと同じ夏生まれ。
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